EXTRACORPOREAL SHOCK WAVE

体外衝撃波

体外衝撃波とは

体の組織の深いところまで衝撃波(エネルギー)を伝えます。このエネルギーが組織の再生を促します。
空気を圧縮して金属を発射し、バンパーに当てて衝撃波を発生させます。「カチカチッ」と音を立てて何度も衝撃波を発生させています。

※当院では保険診療で行っています
 

組織再生の原理

  • phase1

    衝撃波のエネルギーが体内の深い所へ

  • phase2

    痛めた部位が刺激される

  • phase3

    成長因子(増殖因子)が放出

  • phase4

    細胞が増え、移動する

  • phase5

    組織が再生

バンパーの種類

  • 15mmフォーカス

  • 15mmマルチフォーカス

  • 9mmマルチフォーカス

  • 15mm マルチフォーカス チタン製

体外衝撃波の特徴

  • 体に傷を作らない治療法
  • 短時間(5分程度)
  • 施行後早い段階で効果を実感
  • 5回~10回の治療で終了
  • リハビリとの併用も可
  • 週に1回程度で治療効果あり

治療効果

体外衝撃波は筋骨格に対する効果をもたらします。
疼痛緩和、筋肉リラクゼーション、石灰化の改善や組織再生の促進が主な効果だとされています。

組織の再生

  1. 01.血管新生

    組織が刺激を受け、血管を増やし、血流の改善をする物質(増殖因子)を放出します。

  2. 02.腱の再生

    損傷した組織が刺激を受け、I型コラーゲンの生成や腱組織の再生に関わる細胞を増やす物質(増殖因子)が上昇します。

適応疾患

  • 足底筋膜

  • 上顆炎(テニス肘)

  • 手根管症候群

  • 五十肩

  • 石灰化

  • 慢性的腱炎

  • 股関節の疼痛

  • 膝蓋靭帯炎

当院での症例

    • 変形性膝関節症
    • 石灰沈着性腱板炎
    • 肩周囲炎
    • へバーデン結節
    • ドケルバン症候群
    • ばね指
    • 上顆炎
    • 足底腱膜炎
    • 大腿筋膜張筋腱炎
    • アキレス腱炎
    • シンスプリント
    • 腰痛
    • 母指CM関節症
    • 外反母趾
    • 手指屈筋腱炎
    • 膝周囲炎 など

    60代男性
    右肩石灰沈着性腱板炎

衝撃波治療の様子(足底)

  • 炎症のあるところはチクチクと軽い痛みがあります。
  • 施術後から、痛みが軽減する方も、多くいらっしゃいます。
  • 皮膚にゼリーを塗り、2000~3000発の衝撃波を患部に当てます。

参照:BTL Japan 株式会社 【公式】BTL-6000 トップライン|拡散型圧力波治療機器 (shockwave-physio.com)

拡散型体外衝撃波療法

 当院では2021年4月~2022年12月末まで、拡散型体外衝撃波療法を膝関節92例に使用しております。 ほとんどのケースで鎮痛作用が得られており、副反応もほぼ生じておらず安全で標準的な治療として利用しています(4)。

(4) 変形性膝関節症に対する拡散型体外衝撃波の治療効果 第5回日本運動器SHOCK WAVE研究会 抄録 P13 東京 2023,9月
(5) 第97回 日本整形外科学会学術総会 整形外科外来診療における体外衝撃波(拡散型圧力波)の経験 福岡市 2024,5月

ご興味のある方は
お気軽にお声かけ下さい。

衝撃波治療についての
問い合わせ

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クリニック外来受付

045-681-3711
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